食事と買い物

未来のスーパーマーケットでショッピング

テーニスフォルストとハスロッホ。―これら2つの村は300km以上離れていますが、その住民達が共有しているものが1つあります。
彼らはドイツの小売商の未来を創造しているのです。

ハスロッホは非常に小さな村です。マンハイムの近くにあり、人口は2万人そこそこ。観光客も、村の民俗博物館より近くの余暇公園へと流れてしまいます。しかしハスロッホの独自性が即座に発見できるのは、実はスーパーマーケットの中なのです。大手メーカーの品揃えの豊富さをよく知る人が注意深く観察すると、棚の中にちらほら、他のどこでも見た事のない商品が並んでいるのに気がつきます。

ハスロッホはドイツを小さく縮小したような「マジック・タウン」で、連邦全土の人口構成を反映しており、そのため消費研究会(GfK)の試験都市として選ばれているのです。

1986年以来、例えばチョコレートやビスケット、消臭剤などの開発に、この村の住民の意見が取り入れられてきました。村の3,500の家庭には、買物の際に何が買われたかバーコードで記録する特殊なチップカードが配布されています。ハスロッホで受け入れられなかった商品がドイツ全土のスーパーマーケットで売れることはまずありません。

 

テーニスフォルストのロボット

テーニスフォルストの「リアル フユチャー ストア」に導入された技術もこれに似ています。2008年に、それまで全く普通の村のスーパーマーケットだった店が改装され、技術的発明と市場コンセプトのための実在試験ゾーンとして任命されました。開店日には「アリー」と「ロジャー」も初仕事をしました。2体のロボットは交互に棚の列を通って走り回り、顧客の買物メモを片付ける手伝いをします。大変ながら、1時間後にはもうバッテリーを充電しなければならず、コンセント付近で終了する仕事です。

携帯電話が通話のためだけでなく、バーコードの読み取りスキャナーや視覚的な買物リストとして役立ち得ることも、顧客は直接体験できます。携帯カメラを付けることでモバイルショッピングアシスタント、略して「MEA」が実現します。パスタの袋、ヨーグルトや牛乳のバーコードに当て、「ピー」という音がするとMEAは全てを記録します。野菜や果物などの自然物にはバーコードがついていませんが、コンピュータースケールがこの問題を解決します。同様にカメラによってスケールは顧客が何を量りたいのかおおまかに認識し、ディスプレイに可能性のある選択肢を表示します。ここでたとえば「バナナ」ともう一度クリックすれば、果物もコード化されるのです。

技術的な特性が明確にそれと認識できるのに対し、いくつかの分野の色や、棚の並び、あるいはBGMなどはほとんど目立ちません。しかしそれらもここでは、普通のスーパーマーケットと違い、専門家達に買物行動の変化についての情報を提供しています。お客が新鮮な魚に殺到するのは、BGMで波のざわめきが聞こえたから?あるいは、テーニスフォルストの村民のカートにワインの瓶がたくさん入っているのは、試飲カウンターがあって、そのコーナーの床が普通の白いタイルではなく、ダークブラウンのラミネート板敷になっているから?

フューチャーストアでは会計ですら、1つの体験です。MEAで記録していない場合、顧客は自分の買物をセルフサービスレジで読み取ります。支払いはECカード、携帯電話、あるいは指紋認証でも可能です。そしてまた、生活のために長い行列に並ぶ時間を楽しみ、レジ係とたわいのない会話をしたい人のためには、依然としてベルトコンベアーと現金が用意された普通のレジも残されています。

www.future-store.org

自分の住む地域で一番の特価品がどのスーパーマーケットにあるか知りたいなら、www.kaufda.deにアクセス。

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