ドイツ企業が求めるもの

ドイツ企業に好印象を与えるには

ドイツの企業に応募する際、何が求められているのでしょうか。Study-in.de が大企及び中小企業にアンケートを行なったところ、企業が応募者に求めるものは企業によりさまざまでした。応募の際に注意すべき点をまとめました。

まず2つの点について:人事担当者によると、ドイツの大学を卒業した留学生は、通常はドイツ人の応募者と同じチャンスがあるということです。また、在学中にプロジェクトや学内の活動グループを通じて、卒業後の就職先として興味のある企業とコンタクトをとっておくことが薦められます。個人的な知り合いがいることは、就職活動でとても役立ちます。

 

DAX企業:企業について調べる

「DAX(ドイツ株価指数)企業」にはドイツの30の優良株式会社が含まれます。これらの企業の多くは非常に国際的です。ドイツ・テレコム(全世界の従業員235000人、本社ボン)もその一つです。ドイツ語力は必ずしも求められません。事務所内でもよく英語が話されます。

「最初の問い合わせをする前に、ホームページを熟読し、インターネットでその企業の情報を収集してください。」(ドイツ・テレコムのフィッシャー氏)応募者は自分に合う企業を探しますし、企業も自社に合う人材を探します。面接の際は、自分でよく情報収集したことを示しましょう。応募理由をできるだけ詳しく説明できるのが望ましいです。

応募者の中には自分の語学力を過大評価している人も多いのですが、それは人事担当者にすぐ見抜かれます。自分の能力や知識を現実的にとらえてそれに正直になりましょう。(フィッシャー氏)一度にすべてをできる人はいません。人事担当者は完ぺきな履歴書を求めてはいません。「途切れのない履歴書などありません」(フィッシャー氏)経歴に寄り道があったとしても、それに納得できる理由があれば、興味深い応募者と思われるでしょう。

 

中小企業:ドイツ語力は必須ではないが、役立つ

従業員数百人以下の規模の企業は中小企業(Mittelstand)と呼ばれ、ドイツ企業のおよそ95%はこれに属します。中小都市に本社をかまえながら世界で成功を収めているところも多く「隠れたチャンピオン」とも呼ばれます。中小企業の多くは家族企業で、一族により経営が行われています。そのような企業に応募する場合は、その一族の歴史、創業者、現在の経営者、企業の理念などを調べておくのが良いでしょう。(家族経営企業のベルナー・トレーディング・ホールディングのフレーリッヒ人事部長)それにより、面接時には企業についてよく調べていることを示し、その企業で働きたい理由を明らかにできるため、好印象を与えるのに役立ちます。

「ドイツ語は必須ではありません」(フレーリッヒ人事部長)しかし、顧客とのコンタクトが多い企業に応募する場合は、流ちょうなドイツ語が必要です。外国人社員は自分の母国語も活用できます。たとえばベルナー・グループでは、東ヨーロッパの子会社を担当しているロシア人社員がいるということです。「管理職の研修をドイツ国内で行い、外国の子会社でしばらく働きます」

 

大学で得られる就職活動の助言:キャリアサービス

「応募準備は卒業の半年前から始めましょう」(ケルン大学キャリアサービスのモンツェル氏)学生はここで応募書類についてカウンセラーに相談して書類をより良いものにし、面接の時に堂々と自己紹介するにはどうしたらよいかを練習することもできます。「最初の握手から正しい口調まで、面接について準備ができます。」(モンツェル氏)卒業後のスケジュールを早めに計画しておくことが重要です。決まった時期にしか募集をしない企業もあります。そのような企業への就職を希望している場合は募集の日程を逃さないようにしなくてはなりません。

 

注意

応募の前に

  • 締切間際になって慌てないよう、準備は早く始めましょう。
  • ドイツ人の友達にも相談しましょう。
  • 正直になりましょう。経歴に寄り道があっても心配はいりません。
  • 企業について良く調べましょう。志望理由を述べるのに役立ちます。

 

面接時

  • 時間厳守。信頼できる人間であることを示しましょう。
  • 適切な服装で行きましょう。第一印象は大事です。
  • 質問があれば遠慮なくしましょう。質問は、あなたが興味を持っていることを示します。
  • 5年間後にどこで仕事をしていたいかを考えましょう。
  • 面接の結果をいつ頃もらえるかていねいにたずねましょう。

 

面接後

  • 特に指示がない場合、面接から1週間後にメールが電話で応募の結果をていねいにたずねましょう。
  • 一度不合格となってしまっても委縮せずに次をがんばりましょう。
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