体験談

ベルリン芸術大学Universität der Künste Berlinピアノ科の場合 (RM筆)

  • 入学準備
    1. 情報収集:
      入学必要書類、日程、教師名などは、すべてベルリン芸大(Udk)のホームページ(www.udk-berlin.de)から得ることができます。私が入学した当時はホームページはありませんでしたので、学校から入試要項を取り寄せました。当時の必要書類は、願書、最終学歴の卒業、および成績証明書、高校の卒業証明、写真二枚でした。各証明書は私の場合、日本の出身大学に英語で用意してもらうように手配し、その際、他に必要な場合も考えて一通ではなく複数用意しました。現在ではそれらに加えて、ZMP(ドイツ語中級終了証明書)も要求されるようですが、これは入学後に課せられるドイツ語習得期間にとることができれば良い様です。詳しくは“語学について”の項目をご覧ください。必要書類は毎年変わる可能性がありますので、必ずご自身で確認してください。
    2. 教授の選び方:
      留学したいのに、どんな先生がいるのかわからない・・そんな声をよく耳にします。最近の受験生によく見られるケースは、入試に先立って一度ドイツを訪問し、あちこちの街の学校を回って、レッスンを聴講したり、場合によっては先生にお願いして、30分ほど演奏を聴いていただく(Vorspiel)という方法です。ドイツの音楽学校では、聴講は大体の場合自由です。希望する先生の連絡先がわかっている場合には、前もって聴講や Vorspielをうけたい旨を伝えればさらにいいでしょうし、そうでない場合にも、直接レッスン室を訪れて、その場で聴講させてもらうことも珍しくはありません。
    3. 入学試験までの練習場所:
      入試の二週間前からは、受験票を提示すれば、在学生同様に学校で練習をさせてもらえます。それよりも前から渡独されているかたは、知り合いの家や楽器店などを借りて練習しているケースが多いようです。
  • 入学試験
    1. 試験内容:
      基本的に日本で大学を卒業、あるいは二年以上在学された後での留学の場合には、実技試験のみとなります。高卒や日本の大学入学直後に受験される場合には、それに音楽理論が加わります。高卒でも、音楽理論が免除になったという前例もあり、音楽理論免除の有無についての、はっきりとした学校の原則はわからないのですが、申し込み後に受け取る受験表に音楽理論免除の有無が記載されています。
    2. 音楽理論:
      実技試験の前日に行われます。楽典およびソルフェージュですので、最低限の専門用語をドイツ語で知っておく必要があります。
    3. 実技試験:
      学校のホールで行われます。課題曲演奏の後、初見演奏の試験が課されます。当日は受験生用に、指ならしの部屋が用意されています。
    4. 発表:
      現時点(2004年度)でベルリン芸大ピアノ科の試験は、2次予選形式で行われています。2次予選は1次予選の翌日か翌々日に行われます。各予選の発表は演奏当日の試験終了後に学内に張り出され、後日、最終合格者には願書に記載した住所あてに、必要書類が送付されます。
  • 入学後
    1. 入学手続き:
      送付されてくる必要書類に、入学手続きの日程と場所が記載されていますので、その日に指定場所を訪れれば、必要なことを丁寧に説明してもらえます。
    2. 授業について:
      入学手続きの際、必須授業などについての用紙を受け取ります。現時点(2004年度)では、日本で大学を終了している場合、実技のほかに合唱および室内楽をとる必要があります。高卒の場合、それ以外に音楽理論、音楽史、楽器学などの受講が必要となります。日本ですでに取得している科目については、振り替えもできますので、最終的に必要な科目については、学校と相談したうえで決定することになります。
    3. 語学について:
      入学後一年以内に、ZMPの証明書を提出する義務があります。この提出を怠ると、一年後に退学となってしまいます。ZMPは語学学校あるいは、大学のドイツ語クラスを受講し中級終了の試験に合格すれば取得することができます。
TOP