学生登録のための語学試験

2.9 学生登録のための語学試験 (付録C.5およびF参照)

TestDaF
TestDaFは
1) 読む、
2) 書く
3) 聞く
4) しゃべる
の4つの能力について5段階の評価がなされ、文系の学生の場合、ほとんどのドイツの大学ではオール5 (理系の場合オール3以上)でなければDSHの代替として、認められないようです。しかしながら、オール5を取るのはDSHに合格するのよりも至難の業というのが、2003年度にTestDaFを受験した奨学生の大部分の意見です。かといって、大学がDSHを要求しなくなったわけではありません。 TestDaFに関しては2003年度からですので情報が少ないですが、付録C.5のT氏の話がかなり参考になると思います。

DSHについて(2002年度までの一般論)
一般に、DSHと呼ばれる語学試験に合格していることが学生登録の条件だと言われていますし、DAADのパンフレットでもDSHの受験が前提にされています。ゲーテ・インスティテュートの主催するZOP・KDS・GDSが、DSHの代替資格とみなされる場合もあります。しかし、これについては、各大学のみならず学部(とりわけ人文系と自然科学系)ごとに状況が異なるのが事実です。まずは、各自、留学先の大学のHP等を良く調べ、その大学のAAAに直接問い合わせてみることをお勧めします(期待する返事が得られるかどうかは定かではありませんが)。以下に一般論を記します。また、付録Fにて体験談を紹介してありますので併せてご覧ください。

【DSHの内容/難易度】
資格としてのDSHはドイツ中で共通ですが、試験そのものは、各大学やゲーテ・インスティテュート(以下、ゲーテ)が独自に行うため、内容にも難易度にも幅があるというのが現実です。

内容:
イ) 読み上げられるテキストの書き取り(単なるディクテーション、または、聞きながらメモを取り、それをもとにテキストを再生産する形式)
ロ) テキスト読解+設問(問いの内容は、テキストを○○字で要約せよというものから、テキストの内容に対する感想を自由に書かせるものまで千差万別。一般に、記号選択式の設問は少ない)
ハ) 文法試験
ニ) 口頭試験(イ~ハの筆記試験で合格水準に達していれば免除される場合が多い)。

難易度:一般にDSHは、ゲーテの統一中級試験ZMPと統一上級試験ZOPの間に位置する難易度だと言われています。したがって、ZOPにすでに合格している人は、それがDSHの代替資格と認められなくても、実力としてはDSH合格が容易であろうと思われます。また、DAAD奨学金の出願時に、すべての書類をドイツ語で作成し、面接試験でもドイツ語を主に用いたという人であれば、DSH合格はそれほど困難ではないはずです。自分のドイツ語力に不安がある場合、あるいは、日常会話を除きドイツ語をあまり必要としない場合、そもそもDSH受験が必要かどうかをきちんと確かめるべきでしょう。いずれにせよ、一般的な日本人学生にとって、書き取り試験と読解(要約)の試験には多少の慣れが必要ですから、日本にいるうちから少しずつ準備を始めておくと良いと思われます。

【DSH受験の注意点】
試験内容のイとロについては、辞書(独和が許可されるか独独のみかは場合による)を利用して良いとされる可能性がありますから、自分の使い慣れた辞書は必ず持参してください。それから、鉛筆やシャープペンの使用を禁じられることもありますので、ボールペンや万年筆と修正液(利用は個人の自由)を用意しておくべきでしょう。試験内容ロの配点が最も高いのが普通で、割り当てられる試験時間も最長で2時間半にもなります。そして、イ~ハまで一日で行われる場合は、朝から昼過ぎまでの長丁場となりますので、体調を整えておくことも忘れないでください。
これも一般論ですが、DSHはドイツ国内で二度までしか受験できないことになっています。基本的に受験料がかからないからといって、本番の試験を練習代わりにすることはできないと思ってください。

多くの大学では、学期の休み中にDSHを念頭においたドイツ語講座が開かれています。時間とお金に余裕があれば、それらを受講することも一つの選択肢です。

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