住民登録(Anmeldung)

2. 3 住民登録(Anmeldung)

ドイツでは、引越しをして新しい町に住み始める場合、自分の住所をその町の役所に届け出て住民登録(Anmeldung)を行う必要があります。(同様に,町から出て行く場合にはその旨を住民局に届け出なければなりません[転出届(Abmeldung)])これは外国人の滞在許可申請とはまた別のもので、ちょうど日本の転入届にあたるようなものですが、その意味はそれよりも重大です。たとえば住民登録をしてからでないと銀行口座を開くことができません。おそらく住民登録は留学先の町に来た奨学生が行う最初の公式の手続きです。

【おもな必要書類】
イ. パスポート、
ロ. 写真、
ハ. 専用の申請用紙(文具屋、警察署、住民局などで入手)、
ニ. 賃貸契約書 (Mietvertrag)、
ホ. 財源証明 (DAAD-Zusage)

専用の申請用紙は、住民局、文具屋、警察署などで入手できます。余裕を持って住民登録が出来るよう、この申請用紙をできるだけ早く入手しましょう。この申請用紙には住民登録に必要な提出書類がすべて明記されていますから、それをまず確認することで、不備のないように必要な書類を用意することができるでしょう。また、申請用紙には貸主(Vermieter)の署名をもらわなければならないことが多いため、前もってこの申請用紙を入手しておき、貸主と賃貸契約を結ぶ際に署名をもらうと効率的です。こうすると、仮に転貸借(Untermiete)などの場合で貸主が遠くにいる場合(例えば貸主が長期出張で不在の間その部屋に住まわせてもらうような場合)でも、落ち着いて手続きをすることができます。

【手続きを行う役場】
住民登録はDAADのパンフレットにもあるように住民局(Einwohnermeldeamt)で行います。また大都市では、住んでいる地区に応じて OrtsamtとかBezirksamtなど(名称は様々です)と呼ばれる各地区の役場で行われます。自分の住居がその町の何という地区に属しているのか、その地区の管轄の役場はどこにあるのかを確かめる必要があります。

【引越しや移動があったとき】
住所が変わる場合には、この住民登録はその都度繰り返し行わなければなりません。しかしながら、同じ町の中での引越しと他の町への移動では、手続きが異なります。

同じ町の中の場合は、はじめに住民登録した書類を持って役所に行き届け出(Ummeldung)をするだけで手続き終了です。

他の町への移動、例えば語学研修が終了し大学のある町に移るような場合、一旦元の町で転出届(Abmeldung)をした後、新しい町で新規のの住民登録(Anmeldung)をする必要があります。

【その他、注意事項】

  • 実際に手続きをしに窓口に行ったときに分かることですが、担当者の対応がまちまちなことがあります。「書類不備という理由で出直しを命じられたが、次に窓口にいくと別の担当者が応対してくれて、前回不備と言われた書類はまったくの不要だった」という実例もあります。大事なことは、仮に出直しを命じられた場合でも、慌てることなく深呼吸をするなどして頭を整理して、不備な書類(箇所)はどこなのか、それは本当に不備なのか、その不備さえなければ受理してもらえるのか、など落ち着いて納得できるまで確認することです。
  • 住民登録は、ドイツで銀行口座を開設する、図書館の入館証を作成するなどドイツで生活する上での基盤になるものです。したがって、速やかに登録を行うことが必要です。もし住居が決まらないなどの理由で住民登録ができそうにない場合には、ユースホステルに泊まるなどして、そこの住所で当座の住民登録をしておき、その後で住居が決まり次第、転居の届け出(Ummeldung)をするという方法も考えられます。この方法で住民登録が受理されるかどうかは分かりませんが、それぐらい住民登録はドイツで生活する上で重要なものだと考えておいてください。
  • ドイツに到着するまでにAAAの人と連絡をよく取っておき、住民登録や入学手続きの方法・提出書類について必要な情報を前もって手に入れておくことも賢明ではないかと思われます。
  • 住民登録に限らず、あらゆる書類は自分用にコピーを取って保管されることをお勧めします。
  • これはどの書類に記入する場合にも言えることですが、手書きで数字を記入する場合(生年月日や電話番号など)、紛らわしい「1」と「7」の区別のつけ方(「7」には短い線を入れる)に気をつけてください。日付は普通、日/月/年の順番です。
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