適職への道

母校のキャリアセンターは、あなたのキャリアが良いスタートを切れるように無料で専門的な支援を行っています。他に、適職探しを手伝う「キャリアコーチ」もいますが、大抵は料金に見合いません。以降のstudy-in.deでは、あなたが応募プロセスに備え、仕事を見つけるための様々な方法を検証していきます。
執筆:ファビアン・ケーラー

「私は木です。枝は私の才能や希望、スキルを含めた職能の発展を示します。右上で笑っている太陽は明るい未来を明示します。そして左隅にあるのは、ふわふわした明るい青の雲から落ちた雨のしずくです。そしてこの雲が彼女です」とナタリー・ブルックナーは言っています。

 

割高だが必ずしも頼りにならないキャリアコーチ

31歳のナタリーがメモ帳に描くこの絵は、私の求職に役立つはずです。彼女はキャリアコーチなのですから、何もかも分かっているに違いありません。彼女の目的は、学生に職業生活の準備をさせること、または出世の階段を登る手助けをすることです。サービスには応募書類の作成や、修辞的スキルのコーチング、給与交渉の準備などが含まれます。また、適職探しを手伝う場合もあります。

ナタリーは通信科学の課程を終えてキャリアコーチとして働き始めました。今のキャリアコーチのほとんどは「顧客相手にお金を稼ぐ以外、ほぼ何も求めない個人サービス事業者」であるとナタリーは漏らします。1回のアドバイスセッションで100ユーロから500ユーロもするのですから、実際、その通りでしょう。その上、多くのコーチたちの中には 、モチベーションのトレーニングや催眠療法まで申し出るケースも一部にありますが、できない約束をしているのです。「私はよく、自分の仕事がタロットカードを並べる占い師のように感じていました」とナタリーは言います。その後に彼女は大学に戻り、現在は、選考通過後に出てくる避けがたい疑問、「どうしたら昇給できるか」について論文を書いています。

 

無料で専門的な大学のアドバイスサービス

大学で提供されるキャリア・アドバイス・サービスは、ずっと安価でキャリアコーチと同等に専門的です。正規のキャリアサービス以外にも、多数の学生グループやStudentenwerk(学生サービス)がキャリア準備のためのコースやコンサルティングを行っています。ほとんどの大学で提供されているサービスは、心理社会的アドバイスから応募に向けたトレーニング、ライティングのコースに至るまで、どれもコーチング事業者で提供されているものと同様です。違いといえば、通常は無料であるという1点だけです。

オサマ・ジュラッドは、期末レポートを仕上げられない学生や、応募書類に面白みが欠け、新しいアイディアをたくさん必要とする学生の支援を担当しています。ドイツ国内でただ1人の、非ネイティブのライティングアドバイザーです。彼のクライアントの大半は、抄録や論文、応募書類で手助けを求める留学生たちです。「多くの人が、どんな言葉でレターを書き始めたらよいか知らないままドイツにやってきます」と外国人向けドイツ語課程を履修するオサマは言います。

オサマはライティングセンターで勤務しています。現在、ドイツ国内で12以上の大学が同様のセンターを備え、ライティングのワークショップや個人向けコンサルティングを行っています。こうしたセンターの利点は、サービスが無料であるということと、歳が近く、似たような問題を最近乗り越えた人たちに会えることにあります。

このようなアイディアはプロジェクトp:aktの基礎となっています。心理学科の学生であるマグダレナ・ベックとメラニー・ノドラーが10人のクラスメートとともに、定期的な評価センター・トレーニング・コースを開催しています。コーチング業者ならこの種のコースで最大1,000ユーロ請求しますが、p:aktに参加する学生は数ユーロ支払うだけです。ドイツで求人に応募したい留学生にとっては「リスクなしに能力を評価できる素晴らしい機会です」とメラニーが説明しました。

ただしナタリーによると、仕事を確保する上で最も重要な要素は、良い教育です。「応募書類だけで雇う企業なんてありませんからね。」

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