履修の流れ

どんな授業があるの?学修課程はどう構成されていて、どう時間割を組めばいい?
ドイツの大学での学習計画ができるだけ簡単になるように、履修の流れについての重要な情報をまとめました。

 

オリエンテーション・ガイダンス

大学での勉強は、それまでの小・中・高校での勉強と明らかに異なります。おそらくドイツにおいては、他の国よりもそれが顕著でしょう。大学までの学校生活ではあらかじめ決まった時間割が与えられていましたが、大学では多くの学科において学生により多くの自由が認められており、どの授業に出るかを自分で選ぶこともできます。

自分で自由に履修計画が立てられる分、学生はある程度の自立心とイニシアチブを持って学習にのぞまなければなりませんが、すべてを自分で決めなければいけないということではありません。学習相談の機会を活用しましょう。学期の初めには、新入生のための導入ミーティングが開催されます。これは学生自治会(AStA)と学科の学生組織によって組織され、大学とそのしくみ、履修計画についての情報を提供してくれます。

さらに、大学の留学生課はたいてい外国人学生のためのオリエンテーションイベントを企画しています。このイベントは、履修計画の作成にも役立つもので、招待状はたいてい大学入学許可証とともに受け取ることになっています。

ビデオ:大学の重要部署の紹介
学科の学生組織、AStA、大学留学生課、学生互助会についてマックスが説明し、各々をビデオで紹介してくれます(ドイツ語。英語字幕つき)

 

授業の種類

ドイツの大学にはいくつかの授業形式があります。課程と大学の種類により、それぞれに異なる意義があります。主な授業形式としては、講義、ゼミナール/コース、チュートリアル/演習ならびに補習とコロキウムがあります。

 

履修課程の構造

履修課程がどのようなものであるかは、履修規定(Studienordnung)に示されています。履修規定にはどのような内容の科目があり、卒業にはどのような成績が必要となるのか定められています。通常履修規定はたいていあなたの学部あるいは学科のホームページで確認できます。

バチェラー(学士)課程とマスター(修士)課程はモジュールに区分されています。モジュールとは、複数のテーマ的関連性のある講義やゼミナール、演習などの授業からなる履修単位です。1つのモジュールは最大で2学期にわたり、一週間の授業数は6〜10時間になります。

首尾よくモジュールを修了すると、点数(Punkte)が付与されます。大学を卒業するためには一定の合計点数が必要です。獲得する点数は単位数 (Credit Points) と呼ばれます。バチェラー(学士)課程修了のためには、履修規定によりますが180~240単位、マスター(修士)課程修了のためには60~120単位が必要です。

 

試験の種類

成績点は授業に毎回きちんと出席することで獲得できます。しかし授業は試験をもって修了とする場合も多く、試験の形式は様々です。特に次のようなものがあります。

  • 筆記試験(知識を問う書面による試験)
  • 研究発表(特定のテーマについての短い発表)
  • レポート(特定のテーマについての論文)
  • 口頭試験

 

時間割の組み方

履修規定には、その課程に含まれる履修内容、どのモジュールを修了しなければならないかがおおまかに示されています。しかしそれだけで時間割が確定するわけではありません。というのもモジュール内で異なるテーマに重点を置いたいくつかの授業を選択できるからです。

時間割を決定するためには、講義要項(KVV:kommentiertes Vorlesungsverzeichnis )が必要になります。これは通常あなたの所属学部のホームページで閲覧できます。KVVには、学期中に開催されるすべての授業が詳しく説明されており、これによって講義の予習のための文献情報も得られます。

提供される授業等についての直前の変更は、掲示板または所属学部のホームページで公開されます。

モジュールのためのゼミナールと講義を選んだら、基本的にその授業を登録しなくてはなりません。登録はたいていオンラインでできます。学科によっては非常に学生数が多いので、特定のゼミナールに参加したい場合には、余裕を持って登録しなければなりません。

時間割は決まりましたか?授業登録も完了? それなら、これで晴れてドイツの大学での勉強のスタートです。

大学での履修の流れについての詳細情報はDAADのウェブサイトで確認できます。

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