29.06.2012

松山にてドイツ・セミナー開催-「扉の前でためらう時間が長引くほど決心しにくくなる」-

by Dunkel

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-扉の前でためらう時間が長引くほど決心しにくくなる-

DAADは去る6月15日、隣接する愛媛大学と松山大学でドイツ・セミナーを開催しました。このセミナーは2008年に設立された留学アドバイザー・ネットワークが主体となって開催している一連のセミナーで、講演や体験談を交えながらドイツ留学や研究滞在、語学留学、パートナープログラムなどについて知識を深めてもらうのが目的です。



ドイツとEU

まず松山大学でフィンケンDAAD東京事務所長が挨拶し、ドイツの大学が国際的に高い評価を得ていること、ドイツが地理的にも経済的にもヨーロッパの要であることなど、ドイツの長所を述べ、続いて、大阪・神戸ドイツ連邦共和国領事館のベルンハルト・ベッカー領事が「EUにおけるドイツ」と題した講演を行いました。

松山大学国際センター長の久保進教授からは、グローバル化が進むなかで共に仕事をする際の異文化摩擦や、留学により異文化間コミュニケーション能力を身につけることの重要性についてのお話があり、その後、ドイツ留学経験のある松山大学の学生たちによる体験談が披露され、ドイツ・セミナー第一部は終了しました。


ドイツ留学 - ヨーロッパへの扉

第二部は会場を愛媛大学に移し、愛媛大学の学生たちによる体験談が披露され、DAAD留学アドバイザー・ネットワーク メンバーのライネルト(Rudolf Reinelt)教授からは、松山で行われているドイツ語学習の取り組みについて具体的なお話がありました。

体験談を披露してくれた学生のひとり、洲崎学さんは、ドイツに留学したおかげでカフカの「変身」という今日の研究テーマに出会えたと語り、参加者へのメッセージを込めて「扉の前でためらう時間が長引くほど、決心しにくくなる」というカフカの名言を紹介しました。

カフカのこの言葉を留学にあてはめてみると、その扉は世界への入り口とも解釈できます。扉の前のためらいを勇気と行動力に変えるのが、ドイツ・セミナーのねらいです。セミナーに参加してくださった300名余りの方々にはこのメッセージが届いたことと思います。

フィンケン所長の閉会の言葉で第二部は終了して懇親会に移り、参加者はなごやかなムードのなかで情報を交換しました。