DAAD

DAADの目標、役割、プログラム

DAADは、学生や研究者の交換を通じて外国との学術交流を促進するために、ドイツの諸大学が共同で設置している機関です。DAADの奨学金プログラムはあらゆる専門分野と国を対象としており、ドイツ人と外国人に同等のメリットをもたらします。

さらに、DAADは多くのサービスを提供して大学の国際活動も支援しています。これには、情報・出版プログラム、マーケティング、コンサルティング・サポートなどがあり、ドイツの大学の国際化推進と対外的なアピールを目指した制度的なプログラムも増えています。つまりDAADは対外的な文化・教育政策、国内の大学政策、および開発援助政策の具体化において助言・協力をする立場にあるのです。

ドイツ学術交流会(DAAD)は1925年に学術界のイニシアチブに基づいて設立され、1945年に解散、そして1950年に財団として再度設立されました。正会員はドイツ大学学長会議(HRK)のメンバーであるドイツの大学とその全学生で(入会は申請制)、2005年末現在232校の大学と127校の学生が会員となっています。

DAADでは5つの戦略目標を掲げ、長期的ビジョンに基づく多様なプログラムを展開しています。

  1. 外国人を対象とした奨学金
    ドイツの大学・研究機関で学ぶ外国人の若手エリートの助成


  2. ドイツ人を対象とした奨学金
    ドイツ人の優秀な若者の大学留学・研究留学の助成


  3. 大学の国際化
    世界の学生と研究者に対してドイツの大学と研究機関の知名度をアップ


  4. 外国におけるドイツ語学・文学研究およびドイツ語への支援
    国際文化交流を通じたドイツの言葉・文化の普及、ドイツへの知識と印象の向上


  5. 開発途上国との教育連携
    開発途上国および中・東欧諸国の学問的、経済的発展と民主化推進の助成

さらにDAADはヨーロッパ域内の教育・職業のモビリティー促進という特別な任務を負っています。EUの「SOKRATES(ソクラテス)」プログラム(総合教育)ではいわば“ドイツのエージェンシー”として、これに参加するドイツ人学生に奨学金を支給し、大学に助言・協力をしています。「LEONARDO DA VINCI(レオナルド・ダ・ヴィンチ)」プログラム(職業教育)および「TEMPUS(テンプス)」(中・東欧との連携)プログラムでは、ドイツの情報提供・顧問機関の役割を担っています。