生活費と学費

ドイツでの生活費はヨーロッパ諸国の中で平均的な額であり、フランス、イギリス、オランダよりは低いといわれています。

学生の一ヶ月の生活費がいくらになるかという一般的な金額を挙げるのは難しく、住む都市によっても、個々人の余暇の過ごし方によっても大きく異なります。親元から離れて生活している学生の一ヶ月の生活費の平均は770ユーロといわれています(2006年のドイツ学生互助会調べ)。安い家賃の部屋に住んで非常に慎ましく暮らせば、月額600ユーロでも足りるとも言われています。

生活費の中で大きな部分を占めるのが家賃ですが、家賃も大きな幅があります。住む都市により異なりますが、185〜345ユーロといわれています。ハンブルク、ミュンヘン、フランクフルトといった大都市の家賃はずっと高くなります。家賃を節約するには、又借り、学生寮、住宅共同体(Wohngemeinschaft)などに住むことが挙げられます。部屋探しに便利なリンクは「留学生活のスタートに際して」を参照してください。

学割料金で利用できるものとしては、州立の劇場、美術館、博物館、オペラハウス、および一部の民間の劇場、映画館、公立図書館、その他の文化施設、および、新聞や雑誌の講読料などが挙げられます。学期チケット(Semestertickets)を持っていると、その大学の地元および近郊の交通機関を利用することができます。

生活費の例(食品の価格は2007年のもの)

項目 ユーロ
学生寮費 200.00
家賃(住宅共同体でシェア) 245.00
家賃(単独で借りた場合) 315.00
学食での食事 1.50〜2.50
パン1Kg 1.50〜3.00
牛乳1リットル 0.60〜0.70
新聞(学割での一ヶ月の購読料) 14.00〜19.00
鉄道(100km) 22.00〜25.00
映画 4.00〜8.00

共済費と登録費

共済費(Semesterbeitrag)の額は大学により異なり、以下のものが含まれています。

そのほか、州によっては50〜75ユーロの管理費や学籍再登録費が徴収されることもあります。

共済費の一例
(2007/2008年冬学期のビーレフェルト大学の例)

項目 ユーロ
施設利用 60.00
学生代表の活動 11.70
学期チケット 81.30
153.00

授業料

2005年に、一つ目の学位を取得するためおよび学部から継続する修士課程で学ぶ場合にも授業料を徴収することができるようになり、現在半分以上の州で大学の授業料が導入されています。一般的に以下のような傾向がありますが、授業料に関する法律は州により異なり、また、現在流動的ですので、自分の授業料がいくらになるかは留学先の大学に確認してください。 さらに、留学生に対して応募料(50ユーロ程度)が徴収されることがあります。また、一部の大学では、留学生に対する特別なサービスの費用にあてるいわゆるサポート料(Betreuungsgebühren)の徴収が計画されています。

多くの州では、標準在籍年数を大幅に超えて在籍した場合、または、ある学科で学位を取得した後に他の学科でさらに学位を取得するなどした場合(Zweitstudium)に、500〜1500ユーロの授業料が徴収されることがあります。

授業料に関する州ごとの違いについてはwww.studis-online.de/StudIfo/Gebuehren を参照してください。

健康保険

ドイツの大学に留学するには健康保険に加入することが必要です。健康保険には、公的(法律で定められている)健康保険(GKV)と民間の健康保険(PKV)があります。

ドイツの大学での勉学開始時に在籍している学期が14 学期までであり、なおかつ 30 才未満の場合は、保険料の安い公的な健康保険に加入することができます。このような公的な健康保険の保険料は、介護保険料も含めて月額およそ55ユーロです。博士課程の学生は、すでに一年以上、このような公的な健康保険に学生として加入している場合に限り、この公的健康保険に加入できます。

公的健康保険は治療費のほとんどがカバーされますが、処方薬、入院治療、理学療法については被保険者が自費で支払う必要があります。通院治療が必要な場合には、診察報酬として、四半期ごとに治療の前に医師または歯科医師に直接10ユーロを支払う必要があります。

30 才を過ぎている場合や14学期以上に在籍している場合は、留学生課や地域健康保険組合(AOK)に相談して、民間の健康保険に加入することが強く勧められます。ドイツでの医療費や入院費は大変な額になるからです。

傷害保険

学生は、大学内あるいは住居から大学までの通学時について法的に保障されています。その保険適用範囲を越える傷害保険については、大学の留学生課に問い合わせて下さい。

健康保険や傷害保険に関しては、留学生課、地域健康保険組合(AOK)もしくはあなたが選んだその他の健康保険組合(Krankenkasse)に問い合わせて下さい。

関連リンク

Ziel Deutschland/Destination Germany
ドイツの大学に留学する場合のさまざまな情報のパンフレット(英語/ドイツ語)。郵送可。また、PDFとしてダウンロード可能

www.daad.de/deutschland
費用に関する情報も見られます。

www.deutsche-sozialversicherung.de
ドイツの保険についての説明

www.internationale-studierende.de
ドイツ学生互助会のホームページ。お金に関する情報や住居、雇用法、健康保険などの情報。

www-en.studienwahl.de
学生が大学やキャリアを選択するために役立つ情報を集めたポータルサイト

www.studis-online.de/StudInfo/Gebuehren/tuition_fees.php
授業料、奨学金、助成金、その他のお金に関する情報を集めたポータルサイト

留学費用の助成
奨学金
 留学生は、DAAD、政党を母体とする財団、宗教法人、経済団体など多くの機関に奨学金を申請できます。また大学側でも、課程修了段階の提携大学の学生やコレークでの博士課程向けなどの一定範囲で奨学金を提供しています。
 費用助成については、まず平均以上の専門能力と特定の政治・社会参加が要求され、経済状況は二の次となります。
 ドイツ人と外国人の学生、学部/修士修了者、研究者に多種多様な奨学金プログラムを提供しているのがDAADです。インターネットの奨学金データバンクでは、様々な奨学金(他の助成機関の奨学金も含む)を簡単に検索できます。その他の情報提供窓口は下の関連リンクを参照してください。
 最初の学期から修了までの課程全期間を通じての助成は、DAADでも他の大半の機関でも行なっていません。また、大学自体も通常は奨学金を支給していません。

アルバイト
 ドイツへの留学を志望する際には、留学中の生活費が十分にあることを証明しなければなりませんから(「ドイツ入国と滞在に関して」を参照)、基本的にはアルバイトの必要はないはずです。それでも少し追加収入を得たい場合には、地元の職業紹介機関、地方新聞、あるいは大学やカフェの掲示板の求人を利用しましょう。ただし、学生への求人は少ないので、たやすくは見つかりません。
 アルバイトには増収や新しい出会いというメリットもありますが、リスクも伴います。大学で学びながら働けば、往々にして在学期間が長くなりがちです。長期在籍者から追加授業料を徴収する州では、非常に高くつくことになる可能性があります。
 欧州連合または欧州経済領域の加盟国の国籍を持たない学生の労働は制限されています。労働法上の規定に関する情報は「ドイツ入国と滞在に関して」を参照してください。

関連リンク

  • DAAD東京事務所の奨学金の情報

  • www.funding-guide.de
    DAADのすべての奨学金プログラムおよびその他の助成制度に関する情報

  • www.arbeitsagentur.de
    連邦雇用庁のホームページ、学生・大学卒業生向け求職情報と特別な助言